あなたはKDEをあなたの望むどんなディレクトリにもインストールできます。ただ、あなたがインストールしたいと考えているパッケージの種類によって、あなたのすべきことも変わってきます:
ソースパッケージ
configureの際に以下のようなコマンドを用いてください:
configure --prefix=/users/myhome/kde; make; make install |
これは /users/myhome/kde にインストールする場合です。
ユーザディレクトリにパッケージをインストールした後に、以下の設定をあなたの初期化 ファイル(訳注: .xsession や .xinitrc) に追加すべきです。 LD_LIBRARY_PATHをセットする 必要がないのであれば、 LD_LIBRARY_PATHの設定は外しておいた方が良いことに注意してください。
csh または tcsh では:
setenv KDEDIR /users/myhome/kde if ( $?LD_LIBRARY_PATH ) then setenv LD_LIBRARY_PATH $KDEDIR/lib:$LD_LIBRARY_PATH else setenv LD_LIBRARY_PATH $KDEDIR/lib endif if ( ! $?LIBRARY_PATH ) then setenv LIBRARY_PATH $LD_LIBRARY_PATH endif |
bashでは次のようにしてください:
KDEDIR=/users/myhome/kde PATH=$KDEDIR/bin:$PATH LD_LIBRARY_PATH=$KDEDIR/lib:$LD_LIBRARY_PATH LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH |
export KDEDIR PATH LD_LIBRARY_PATH LIBRARY_PATH
RPM パッケージ
rpm では インストールするディレクトリを選択するためのオプションとして、 -prefix を使うことができます。例えば次のようにします。
rpm -i -prefix=/users/myhome/kde package.rpm |
予想される問題
KDEはユーザディレクトリから実行できるでしょう。SUID rootが必要なプログラム、例え ば kdeadmin パッケージ内のプログラムでは幾つかの問題がありますが、それらはユーザ によって実行されるべきものではないので、これについてはなにも心配することはありません。
しかし、シャドウパスワードを使っているシステムでは、スクリーンセーバはスクリーン のロックの解除のためにパスワードへのアクセスが可能な SUID root として実行されなく てはならず、このオプションは働かないでしょう。