このモジュールを使って、KDEグラフィカルログインマネージャの設定ができます。 ログインスクリーンの外観や、ログインマネージャからアクセスできるユーザ、 コンピュータのシャットダウンができるユーザ等の設定の他、 コンピュータをシャットダウンする為のliloの設定も このモジュールからできます。
これらのオプションを、このモジュールでは6つのセクションに分類して構成しています (外観, フォント, 背景, ユーザ, セッション, Lilo)
ウィンドウの上端にあるタブを使ってセクションを切替えることができます。
このページで KDMの外観を変更できます。
挨拶の文字列は、ログインスクリーンのタイトルになります。 この文字列にHOSTNAMEという単語が含まれていると、それはKDMがインストールされたマシンの、ドメイン名を除いたホスト名に置き換えられます。
KDMロゴはログインウィンドウに表示される画像です。 これが設定されていない時は、 デフォルトの画像$(KDEDIR)/share/apps/kdm/pics/kdelogo.xpm が表示されます。
ロゴを変更するには:
画像ファイルをイメージボタンにドロップします。
イメージボタンをクリックして、画像選択ダイアログで、新しい画像ファイルを選択します。
ユーザインターフェースのスタイルがユーザ毎に行われるのと同様、 KDMもスタイルを設定できます。 選択できるスタイルは、MotifとWindowsのいずれかです。
その下に2つのドロップダウンボックスがあって、ログインボックスでの言語と国設定を指定できます。
このセクションで、ログインウィンドウで使用されるフォントを変更できます。
各々のフォントスタイルをドロップダウンボックス (挨拶用、失敗時、標準) で選択できます。 "フォントを変更"ボタンをクリックすると、ダイアログボックスが開きますので、ここでフォントスタイルの諸設定を選択できます。
"挨拶用"フォントはタイトル(挨拶の文字列)の表示に使用されるフォントです。
"失敗時"フォントはログインが失敗した際のフォントです。
標準フォントはログインウィインドウで、上記以外の場合に使用されます。
各フォントは"例"ボックスで確認できます。
ここで、ログイン時のデスクトップの背景を変更できます。 単一色で塗りつぶすことも、壁紙を設定することも可能です。 画像ファイルを壁紙で設定し、スクリーン中央に配置するようにした場合、その画像がスクリーンを覆いつくすほど大きくないと、指定した背景色がその画像の周りを取り囲みます。
背景色と効果は左(のタブ)でコントロールできます。 壁紙及びその位置は右(のタブ)でコントロールできます。
背景色を変更するのは色ボタンをクリックして新しい色を選ぶだけです。
色ボタンの上にあるドロップダウンボックスは、種々のブレンド効果を設定するものです。 リストから1つを選択して下さい。その効果はスクリーンの上にある小さなモニターでプレビューできます。
設定ボタンは、 "背景プログラム" または "パターン"を選択した時のみ使用します。 これらの場合、別のウィンドウが表示され、そこで各々固有の設定をします。
壁紙を設定するには、"壁紙"ドロップダウンリスト で画像を選択するか、"ブラウズ..."ボタンで ファイル選択ダイアログから画像ファイルを選択します。
画像は6通りの方法で表示できます:
壁紙は表示されず、背景色だけになります。
画像はスクリーンの中央に表示されます。 スクリーンの画像が覆っていない部分は背景色で塗りつぶされます。
画像は、デスクトップを覆うように繰り返し並べられます。 最初の画像は左上隅に置かれ、以降右下に画像が繰り返して表示されます。
画像は、デスクトップを覆うように繰り返し並べられます。 最初の画像は中央に置かれ、以降その周りを取り囲むように画像が繰り返して表示されます。
画像はスクリーンの中央に置かれます。 そして、縦横比を変更せず可能な限り最大化されます。 この場合、画像が歪むことはありません。
画像はスクリーンを覆いつくすようにサイズを調整されます。 これは4隅を画像が覆いつくすように画像を引き延ばします。
ここで、ログインウィンドウでユーザがどのように表示されるかを変更できます。
ここには3つのリストがあります(全ユーザ、選択されたユーザ、非表示ユーザ)。 そしてイメージボックスと一揃いのオプションがウィンドウ右端にあります。
まず最初に決めなければならないことは、ユーザを表示するかどうかです。
ユーザを表示を選択した場合、ログインウィンドウはユーザの画像(これも選択可能)付きリストを表示します。 これにより、ログインする時は、ユーザの名前や画像をクリックして選択し、それからパスワードを入力・認証、という使い方ができます。
ユーザを表示しない事を選択した場合、ログインウィンドウは伝統的なものになります。ユーザはユーザ名とパスワードを入力する必要があります。 コンピュータにログインできるユーザが多数居る時はこの方法の方が好まれるかもしれません。
ウィンドウの右端には2つのチェックボックスがあります:
"ユーザを表示"が選択されていると、 ユーザのアイコンを表示し、ログイン名をタイプさせる代わりに、それを選択させることになります。
"ユーザをソート"を選択すると、 ユーザのリストはアルファベット順にソートされてログインウィンドウに表示されます。 逆にチェックされていないと、ユーザの表示順はこのページのリストに表示されている通りの順になります。 "ユーザを表示"が選択されていないと、このオプションは何の効果もありません。
ユーザのイメージボックスと、"ユーザを表示"チェックボックスの間に2つのラジオボタンがあります:
選択されたユーザだけを表示:このオプションが選択されていると、 "選択されたユーザ"と付けられたリストにあるユーザだけがログインウィンドウに表示されます。 "ユーザを表示"が選択されていないと、このオプションは何の効果もありません。
非表示ユーザ以外の全てのユーザを表示:このオプションが選択されていると、 except those users contained in the list entitled "非表示ユーザ"と付けられたリストに含まれているユーザ以外の全てのユーザがログインウィンドウに表示されます。 "ユーザを表示"が選択されていないと、このオプションは何の効果もありません。
このページには2つのリストボックスがあります。 左側の大きなリストボックスは、このシステムの全ユーザを表示しています。
右上のリストボックスは選択されたユーザを、右下のリストボックスはログインウィンドウに表示したくないユーザを表示しています。
リストボックス間でユーザを移動するには、まず移動したいユーザ名をリストボックス上でクリックし、左のボックスから右のボックスに移動するには">>"を、 右のボックスから左のボックスに移動するには"<<"をクリックします。
![]() | これは"ユーザを表示"が選択されているときのみ意味があります。そうでないときは、イメージボックスは何の効果もありません。 effect. |
全てのユーザはイメージで表現されます。 ユーザのイメージは $(KDEDIR)/share/apps/kdm/pics/users/$(USER).xpm. というファイルに格納されているものが使われます。 もし、ユーザがそのようなイメージファイルを持っていない場合には、 $(KDEDIR)/share/apps/kdm/pics/users/default.xpm が使用されます。
ユーザに新しいイメージを割り当てるには、リストボックスのどれかでユーザ名を 選択し、イメージボタンに画像ファイルをドロップするか、 イメージボタンをクリックして、画像選択ダイアログで画像ファイルを選択します。
ユーザが選択されていないときは、デフォルトの画像を変更するかどうか を訊かれるでしょう。
置き換えはKFMのプロセスで行われますので、 もし画像ファイルが既に存在している場合にはKFMから 置き換えるかどうかの確認を求められます。 置き換える事を確認した場合、"適用"ボタンは押す必要は ありません。
シャットダウンを許可
このドロップダウンボックスを使って、シャットダウンを許可するユーザを設定でます:
なし: KDMからは誰もシャットダウンできません。 シャットダウンするには、ログインしてコマンドで実行する必要があります。
全て: 誰でもシャットダウンができます。
ルートのみ: KDMはシャットダウン前にルートパスワードの入力を求めます。
コンソールのみ: シャットダウンできるにはユーザはこのコンピュータの端末前に居なければなりません。
シャットダウン及びリスタートのコマンドを設定する。
Use these 3 blanks to define the exact shutdown command. 下の3つの欄を使ってシャットダウンコマンドを指定します。
シャットダウンコマンド。デフォルトは:
/sbin/shutdown
再起動コマンド。デフォルトは:
/sbin/reboot
コンソールモード(コンピュータをコンソールのみのターミナルとして再起動します)。 デフォルトは:
/sbin/init 3
ログインウィンドウからログイン可能なセションのタイプを指定します。
この問題に関しては、/etc/X11/xdm/Xsessionを調べ、 あなたのxdm設定ファイルを調べて下さい。 また、xdm man ページの特に、セッションプログラムセクション下をお読み下さい。
セッションを追加するには、"New types"と付けられた 空欄に名前を入力し、"追加"ボタンをクリックします。
セッションを削除するには、リストでセッションを選択して、 "削除"ボタンをクリックします。
このウィンドウでシステムを再起動する為にliloの設定ができます。 この詳細についてはlilo man ページやlilo HOWTOを参照して下さい。
このセクションは:
Mike McBride <mmcbride@ematic.com>, Thomas Tanghus<tanghus@earthling.net>, and Steffen Hansen <stefh@mip.ou.dk>によって書かれた。