設定は通常、設定 ダイアログを使って行われます。詳細については、このマニュアルのユーザ・セクションを参照してください。興味のある方のため、kfind設定の技術的な説明を記載しておきます。
Kfindは、コンフィギュレーション・ファイル(通常は ~/.kfindrc)から設定パラメータを読み取ります。
このファイルには、検索結果の保存、使用可能なアーカイバ、およびその他の設定パラメータについての情報が入っています。これらのパラメータは、設定ダイアログから編集できます。
全般情報 : リソース・ファイルはセクションから構成されます。各セクションは、角かっこで囲まれたヘッダー・タイトル(たとえば[Saving])で始まります。
ヘッダーに続く情報はKfind操作の特定のアスペクトに関連するものです。
保存の設定 : コンフィギュレーション・ファイルには、検索結果の保存に使用されるファイルのファイル名とフォーマットが入ります。このパラメータは、次のように保存されます。
[Saving] Format=HTML Filename=/root/result.html |
Archiver configuration(アーカイバの設定): kfind で使用可能なアーカイバは、次のように.kfindrcファイル内の[Archiver Types]エントリに指定されます。
[Archiver Types] Archivers=tar;zip;zoo; |
各アーカイバについては、個々のエントリで詳しく記述されます。
[tar] ExecOnCreate=tar cf %a -C %d %n ExecOnUpdate=tar uf %a -C %d %n Comment=Tar |
最初の行には、新規アーカイブの作成時に実行されるコマンドが入っています。2番目の行は、既存アーカイブの更新用です。3番目の行は、設定ダイアログに表示されるアーカイバの説明に使用されるコメントです。これらのコマンドには変数が使用できるため、変数の前には%記号が付けてあります。
正しいコマンドライン変数は、次のとおりです。
%a アーカイブの完全名
%f 通常のファイル名
%d 親ディレクトリ。与えられた引数がディレクトリではなくファイルである場合、これはそのファイルが入っているディレクトリになります。
%n ファイルの名前。与えられた引数がディレクトリである場合、これはそのディレクトリの名前になります。