Kデスクトップ環境

3.6. ファイルの操作

3.6.1. ファイルの保存

ファイルの保存には、「File」メニュー項目を選ぶやり方と、アイコン一覧の中のディスケットアイコンをクリックするやり方があります。図の作成を終えたばかりで、その図をまだ保存していない場合は、ファイル名を選択できるダイアログが表示されます。このダイアログは、2通りあるファイルの保存方法のどちらを選んでも、それとは無関係に表示されます。

ファイルに名前が付いていれば、「Save As」を選択しなくても、そのファイル名が使用されます。 ファイル拡張子.kilを必ず使用してください。このファイル拡張子を使うことにより、Killustratorは確実にそのファイルを見つけ出してくれます。

3.6.2. ファイルの読み込み

ファイルの保存の場合と同じように、ファイルの読み込みには2通りの方法があります。一覧から対応するアイコンをクリックするか、「File」メニューの「Open」を使用します。いずれの方法を選んでも、「Open」ダイアログが表示されます。

このダイアログの形式は、KDE標準に適合しているので、それぞれのボタンの機能についてはここで言及しません。開きたいファイルが選択されていれば、ダイアログボックスの右側にプレビューが表示されます。ファイル名をダブルクリックするか、OKボタンをクリックすると、ファイルが読み込まれます。

3.6.3. ファイルのインポートおよびエクスポート

残念なことに、他のプログラムのフォーマットをどれだけサポートしているかが、プログラムの価値を判断する一つの目安になっているようです。確かに、それにより、ソフトウェアに多少のフレキシビリティが生まれるので、こうしたインポートおよびエクスポートフィルタは必要です。Killustratorは多数のファイルフォーマットをインポートすることができます。

Killustratorがエクスポートできるファイルのフォーマットは次のとおりです。

3.6.3.1. インポート

Killustrator図にオブジェクトをインポートする操作は、どのフォーマットでも同じように働くわけではありません。インポートフィルタのほとんどは、「Edit」メニューの「Insert」にリストされています。サブメニュー項目「Clipart」を選択すると.wmf ファイルを挿入することができます。画素ベースの画像用のフィルタは、サブメニュー項目「Bitmap」にあります。XFig図または別のKillustrator図をインポートする場合は、「File」メニューの「Import」を使用しなければなりません。 ダイアログはファイルを開くときのダイアログとほとんど同じです。

3.6.3.2. エクスポート

「File」メニューの「Export」を選ぶと、次のようなダイアログが表示されます。

このダイアログは、ファイルを保存するときのダイアログとほとんど同じです。違うのは、保存するファイルのフォーマットが選べる点だけです。

3.6.4. ファイルの印刷