Kデスクトップ環境

4.2. 説明

このコマンドは、インターネットのホストとドメイン名に関する情報を探します。 この情報は、世界中に広がっている相互接続されたサーバーのセットから取り出されます。 この相互接続されたサーバーのセットは、DNSサーバー(Domain Name Server)と呼ばれます。 情報は、階層構造で編成された ゾーン に属する リソース・レコード の形式で保管されています。

デフォルトでは、コマンドはホスト名とインターネット・アドレスの間の変換を行うだけです。 ただし、 検索 オプションを使用することにより、 ドメイン名に関してDNSサーバー・システムにより管理されているすべての情報を調べることもできます。 プリントされる情報は、取り出されたリソース・レコードの各種のフィールドで構成されます。

ホスト・フィールドは、ホスト名(ドメイン名)または数値によるインターネット・アドレスのいずれかにできます。

数値によるインターネット・アドレスは、ピリオドで区切られた4つの10進数で構成され、各数字は32ビット・アドレスの4バイトを表わしています。 例えば、192.16.199.1のような値です。 デフォルトの動作では、関連付けられたホスト名を調べます。

ホスト名またはドメイン名は、ピリオドで区切られたコンポーネント名(ラベル)で構成されています。たとえば、 nikhefh.nikhef.nl です。 デフォルトの動作では、そのインターネット・アドレスのすべてを調べます。

末尾のピリオドのない単一名の場合、最後にローカル・ドメインが自動的に付けられます。したがって、ドメイン nikhef.nl のユーザは nikhapo と入力することができ、これは実際には nikhapo.nikhef.nl となります。 その他の場合、名前は変更されません。末尾にピリオドのある単一名、たとえば nl.、は、トップ・レベルのドメイン指定とみなされます。

このコマンドの動作のもっと正確な説明は、基本プログラムの man ページ host(1) または nslookup(8) を参照してください。