このKDEコントロールセンターのモジュールは、"kdesu" がパスワードをどのように扱うかを設定するものです。 Kdesuは、何か権限が必要な操作(例えばシステムの日付 や時刻を変更したり、新規ユーザをコンピュータに追加するなど)をしようとすると、 パスワードの入力を求めます。
上記のように権限が必要な操作は、 root またはシステム管理者権限のあるユーザだけが行えます。 このような操作を行う為にはrootのパスワードを入力する必要があるのです。
このモジュールのオプションは、KMail のような他のプログラムにおけるパスワードの扱いには影響しません。
パスワードには2つの設定オプションがあります。 最初のものはパスワードを入力するときの視覚的な反応をコントロールするものです。 パスワードの実際の文字はスクリーンには表示されません。 各文字を"*"で表示するように選択できます。もしスクリーンをのぞき込んでいる 人がパスワードの文字数を数えるのも難しくしようと思うなら、アスタリスク1つの 代わりに3つのアスタリスクで表示するようにも設定できます。 また別の選択肢としては一切視覚的な反応はしないと言うものもあります。 この場合、パスワードを入力中スクリーンには何も表示されません。
もし安全な環境で使用しているのなら、 "パスワードを保存"オプションをチェックすることもできます。 そして"タイムアウト"と付けられたスピンボックスで 時間を分単位で指定して下さい(5〜1200分の間で指定で、直接入力することも 矢印ボタンを使って変更することも出来ます)。
"パスワードを保存"オプションが有効になっていると、 kdesu は、一度パスワードを入力してからは 指定された時間の間は、再度パスワードを 要求することはしなくなります。 しかしながら、これはあなたのワークステーションのセキュリティ水準を 下げることにもなっていることに留意して下さい。
"パスワードを保存"オプションは、安全でない環境 (例えば誰でもアクセスできるワークステーション)で使用している場合、 有効するべきではありません。 また、余り安全でない環境で使いたいなら、 短いタイムアウト時間を設定する方が良いでしょう。