KDEコントロールセンターのこのモジュールは、 あなたの住んでいる地域に依存するオプションの設定を可能にします。 このモジュールには4つのページがあります。 各々に付いては以降のセクションで説明していきます。
殆どの場合、あなたが住んでいる国を選ぶだけで済みます。 後のオプションはそれによって適切な方法でセットされます。
このモジュールの各ページの下には、設定の結果がどうなるかの プレビューが表示されています。 正・負の数の書式に加えて、正・負の金額の書式や、短い日付・長い日付の書式、 時刻の書式などが表示されています。 これらの設定のどれかを変更すると、このプレビューは即座に反映し、 実際に適用する前に確認することができます。
このページでは、3つのリストがあり、これにより国、言語、 及び使用したい文字セットを指定できます。
"国"リストをクリックすると、主な国地域のグループ を表示したメニューをポップアップします。 これらの地域の1つを選択すると、その地域の国のリストを見ることが出来ます。
選択した国の言語があなたのシステムで利用可能ならば、 その言語が自動的に設定されます。 例えば、"ドイツ"を国として選択すると言語には"ドイツ語"が(もし利用可能なら)設定されます。
デフォルトの文字セットはISO-8859-1で、これは、 言語ファミリ"Latin 1"に使用されるものです。 英語や西欧言語以外の言語を使用している場合、 フォントが正しく表示できるよう、あなたの言語の為に 適切な文字セットを選択する必要があります。 例えば、ISO-8859-5 はキリル文字、ISO-8859-6はアラビア語に使われます。
![]() | 文字セットの選択だけでは十分ではありません!。 適切なフォントも、システムにインストールしておく必要があります。 |
このページでは数字の書式を設定できます。 デフォルトの設定は、現在選択されている国に基づいてセットされます。
"小数点"とラベル付けられたテキストボックスで、 小数点に用いる文字を指定できます。 ここには何でも入力できます、が、実際のところ、意味があるのは "."と","の2つだけです。
同様に、数字で千の位を区切る文字も指定できます。 なにも文字を指定しない場合(空白を指定した場合も含みます)、 千の位の区切りはありません。
最後に、正と負の数の前に付ける文字も選択できます。 デフォルトでは正の数には何も付きません。負の数の前には"-" が付きます。
通常の数字と異り、金額の表示方法は国・地域によって違うものです。 しかしながら大抵の場合、デフォルトの設定で十分でしょう。
通貨記号に用いられる文字は、現在選択されている国に基づいて選択されます。 小数点及び千の区切りは数字の場合と同じ機能です。 "小数桁数"とラベル付けられたテキストボックス では、金額を表示する際の小数点以下の桁数を指定出来ます。
正と負の金額の各々について、 通貨記号を数字の前後どちらに付けるか、符号をどのように付けるか、 をコントロールできます。 正・負の符号は数字に使われるものと同じであることに注意して下さい。
"通貨記号"と付けられたチェックボックスがチェックされると、 通貨記号が数字の前に付き、クリアされていると数字の後に付きます。
金額の符号表示については4つの方法があります:
"括弧で括る"オプションは数字を括弧記号で括ります。
"通貨量の前"オプションは数字の前に符号を表記します。 ただし、通貨記号が符号の前に表記されます。
"通貨量の後"オプションは、符号を数字の後に付けます。 ただし、通貨記号があれば、それは符号より前に来ます。
"通貨記号の前"オプションでは、 符号は数字の前で且つ、通貨記号があれば、その前に表示されます。
"通貨記号の後"オプションでは、 符号は数字の後で、且つ通貨記号があればその後に表示されます。
このページには時間フォーマット、日付フォーマット、短い日付フォーマット のテキストボックスがあり、ここで日付と時間の表示の仕方をコントロールする書式を指定できます。
下記に説明される書式コードを除き、ここに入力された文字列は、そのまま表示されます。 書式コードは"%"の後に1文字が続く形式で、下記にその一覧を示します:
時刻書式コード:
%H - 24時間表記の時間で2桁を使います(00から23)。
%k - 24時間表記の時間で、1桁また2桁を使います(0から23)。
%I (大文字のiです) - 12時間表記の時間で2桁を使います(01から12)。
%l (小文字のLです) - 12時間表記の時間で、1桁また2桁を使います(1から12)。
%M - 分です。2桁です(00 から 59)。
%S - 秒です。2桁です(00 から 59)。
%p - 時刻に応じて"am"または"pm"が入ります。 %I または %lと使うと便利です。
日付書式コード:
%Y - 4桁の年です。
%y - 2桁の年です。
%m - 月です。2桁を使います(01 から 12)。
%n - 月です。1桁または2桁使います(1 から 12)。
%B - 月の名前です。
%b - 月の略名です。
%d - 日です。2桁使います(01 から 31)。
%e - 日です。1桁または2桁使います(1 から 31)。
%A - 曜日の名前です。
%a - 曜日の略名です。
最後に、"週は月曜から"と付けられたチェックボックスをチェックすると カレンダーは週を月曜から日曜までとして表示されます。 チェックされていないと、週は日曜から土曜までとなります。