クッキーは、WEBサイトが、あなたのブラウザを使って情報を保存したり取り出す為のメカニズムです。 例を挙げましょう。 あるサイトでは、あなたが見るページの内容やレイアウトをカスタマイズできるようにしています。 だから、あなたの設定したことは、再度そのサイトを訪れた時にも残っているようになっているのです。
そのようなWEBサイトでは、クッキーを使ってあなたの好みの設定を、 あなたのコンピュータに覚えさせることが出来るのです。 ですから、次にそのサイトを訪れたときに、そのWEBサイトは、 以前あなたが行った設定に従ってコンテンツをフォーマットする為に、 クッキーから情報を取り出しているのです。
ですから、クッキーはWEBの利用に置いて、とても便利な機能であるのです。 残念ながら、WEBサイトの多くは、ユーザーに知らせることも、同意を得ること もせずに、勝手にクッキーに情報を格納しています。 こうした情報には、サイトの所有者にとって有益なものがあるからです。 例えば、(そうした情報を用いることにより)サイト内の各ページの訪問者数 統計を得たり、バナー広告を改善するなどが出来ます。
KDEコントロールセンターのクッキーモジュールではKonquerorでWEBを参照 する時のクッキーに対するポリシーを設定できます。 ただし、ここでの設定はNetscape等の他のWEBブラウザには適用されません。
ここにはタブは1つしかありません。 タブのタイトルは"ポリシー"と付けられています。
ダイアログの上部には"クッキーを有効にする"と付けられた チェックボックスがあります。 ここのチェックを外してしまうと、クッキーは全く無効にされます。 しかしながら、これではWEBを見るには不便なこともあるでしょう。 特に、サイトによってはクッキーを有効にしてあることを要求しているところもあります。
そこで、あなたは、クッキーを有効にしたいと思うでしょう。 そしてそれらを扱うポリシーを設定したいと思うでしょう。 それには "デフォルトポリシー"と付けられたラジオボタン に見るように、3つのオプションがあります。
このオプションが選択されていると、クッキーが保存されたり取り出されたりする度に 確認を求められます。 場合に応じて、受け入れたり、拒否したりすることが出来ます。 確認のダイアログでは、そのドメインで一々クッキーについての 確認を求められたくないと思えば、ドメイン固有のポリシーも指定出来ます。
このオプションを選択していると、全てのクッキーが確認を求めることなく受け付けられます。
このオプションを選択していると、全てのクッキーは確認を求めることなく、 拒否されます。
クッキーのデフォルトポリシー―そこでは上で説明した3つ選択肢から 選んで設定しました―に加えて、 "ドメイン固有のポリシー" グループのコントロールを使い 各ホストのドメイン毎のポリシーを設定する事も出来ます。
"確認/受け付け/拒否"のポリシーは、 各ドメイン毎に設定することができます。 それには、"追加..."ボタンをクリックします。 するとダイアログが表示されます。 このダイアログで、ドメインの名前を(最初の文字はドットです)入力して下さい。 それからそのドメインに設定したいポリシーを選択します。 デフォルトポリシーが"確認"としていてWEBを参照中に、あるドメイン についてのポリシーを確認ダイアログで設定した時にも、ここにエントリーが 追加されます。
既に登録してあるドメインをリストから選択して、"変更..." ボタンをクリックし、設定されていたポリシーを変更することも出来ます。
ドメイン固有ポリシーを削除するには、リストからそのドメインを選択し、 "削除"ボタンをクリックします。 削除されたドメインに対しては、以後、デフォルトポリシーが適用されます。
"他の形式から読み込み..."をクリックしファイルを選択して、 以前に、ファイルに保存しておいたクッキーポリシーを現在のポリシーにマージ出来ます。 また、"他の形式で保存..."をクリックし保存先のファイルを指定して、 現在のクッキーポリシーを圧縮されたアーカイブファイルに保存出来ます。