この章は, 2つの異なる色設定へのアクセスについてです。以下で解説します。この設定の各々が, それに対するボタンをクリックすると変更します。これは現行の設定カラーを示す特に幅の広いボタンです。1つのボタンをクリックすると, 設定を変更するカラー特有のダイアログボックスが起動します。
カラーダイアログボックスは, 色を選択するのに便利で, グラフィカルな手法を提供します。ボックスの上方左には, 色範囲が整列表示されています。このすぐ右に, 明暗の範囲が縦長に表示されており, 下端が最も暗く上端にいくほど明るくなります。 ユーザは, この2つのボックスをクリックして色を選択し, 調整することができます。 この横長の表示をクリックすると, 赤, 緑, 青など特別な混同色の選択になり, 縦長の方をクリックすると明暗(値)のレベル選択になります。様々な色の属性が, 横長のスペクトル表示下直接位置する小さなテキストボックスに数値形式で表示され, ユーザは色の調整にしたがって, 変更を確認できます。この属性は, 色合いや彩度に加えて基本色(赤, 緑, 青)の混同色も含んでいます。あるいは, ユーザがこのボックスに直接数値を入力することもできます。ダイアログボックス下端中央に正方形が存在し, 考慮中の色が表示されます。この表示の右には, さらに'HTML:'の項目をもつテキストボックスがあります。ここでは, webページで広く使われているHTMLコード内特有の表示色を指定する際使われるカラーコードを示します。
上記に加えて, カラーダイアログは, デスクトップ上もしくは他のプログラムで現行表示されている色を把握することができます。ドロップアイコン'(ダイアログボックス右側に位置する)が付いているボタンをクリックすると, マウスカーソルの形が十字に切り替わります。再度クリックすると, 十字の形で何色に表示されるかといった色の属性が表示されます。
更に, ユーザは'カスタムカラーの追加'という幅の広いボタン(正方形ディスプレイ上に位置します。)をクリックすると'カスタムカラー'の個人パレットに色を追加するオプションもあります。これは, カスタムカラーパレットに現行の色を追加します。このパレットやその他有効なパレットは, ダイアログボックス右上端のパレットディスプレイ直上にあるドロップダウン選択ボックスを用いて表示されます。カスタムカラーのほかにも, ユーザは前もって準備されているパレットにアクセスすることも出来ます。
ここで, KEdit上テキストの色を指定できます。
ここで, KEditの背景色を指定することができます。