Kデスクトップ環境

2.2. プロセス メニュー

Renice

マークしたプロセス(の全て)の優先順位を変更することができます。 Linux においては、プロセスは -20 (最高)から +20 (最低)の間の優先順位 (nice 値)を持ちます。したがって nice 値を増加させるとプロセスに与えられる CPU 時間は 少なくなります。スーパーユーザで なければ nice 値を下げる(優先順位を上げる)ことはできません。この ことは、普通のユーザでは、以前 nice 値を上げたプロセスであっても 後で nice 値を下げることはできないことを意味します。

もちろん優先順位の変更は自分の所有するプロセスについてのみ 許されています。スーパーユーザは全てのプロセスの優先順位を変更する ことができ、優先順位を下げることもできます。

スケジューリングを変更

このオプションは root のみ利用可能です。 「スケジューリングの変更」ダイアログを使って、スーパーユーザは 選択したプロセスのスケジューリング方針を変更することができます (Linux 2.0.x カーネルに組み込まれている POSIX.1b リアルタイム 拡張機能を使用しています)。通常のプロセスは SCHED_OTHER に 設定されていて、静的に優先順位 0 が与えられています。(ソフト) リアルタイム プロセスの方針は SCHED_FIFO または SCHED_RR に 設定されていて、静的に 1 から 99 までの優先順位が与えられて います。

ソケットインフォ

選択したプロセスの TCP、UDP ソケットのリストを表示します。