Kデスクトップ環境

4.4. ベースパッケージについての説明

現在、ベースディストリビューションは11個のパッケージを含んでいます。 その内のいくつかは必須なものですが、残りのものはオプションです。 各パッケージは前に触れた各パッケージフォーマットで入手可能です。

kdesupport

(必須)

このパッケージは、サポートライブラリを含んでいます。これは、KDEプロジェクトの一部として書かれたわけではありませんが、絶対に必要なものです。 要求されるバージョンのkdesupportパッケージに含まれるライブラリ(libgif, libjpeg, libmime, libuu, libgdbm)を既に持っているというのであれば、このパッケージをインストールする必要はありません。 わからないときにはインストールしてください。 なお、Debianパッケージではこのパッケージが必須であることに注意してください。

kdelibs

(必須)

このパッケージは、全てのKDEアプリケーションで必要とされる共有ライブラリを含んでいます。

kdebase

(必須)

このパッケージは、ウィンドウマネージャ、端末エミュレータ、コントロールセンター、ファイルマネージャ、パネルのような、KDEデスクトップ環境の核をなすベースアプリケーションを含んでいます。

kdegames

(オプション)

上海、スネークレース、アステロイド、テトリスなどの様々なゲーム。

kdegraphics

(オプション)

PostScript[TM]プレビューワ、dviプレビューワ、ドローイングプログラムの ような様々なグラフィック関連のプログラム。

kdeutils

(オプション)

電卓やエディタ、他のシャレたもののような様々なデスクトップツール。

kdemultimedia

(オプション)

CDプレイヤーやミキサーのようなマルチメディアアプリケーション。

kdenetwork

(オプション)

インターネットアプリケーション。現在はメールプログラム、ニュースリーダ、他のいくつかのネットワーク関連のプログラムを含んでいます。

kdedmin

(オプション)

システム管理プログラム。現在はユーザマネージャとSystem Vランレベルエディタを含んでいます。

kdetoys

(オプション)

Toys!

korganizer

(オプション)

organizerなしじゃ、デスクトップは完璧じゃない。でしょ?

kdesupportは、(それが必要とされる場合には)他のどれよりも先にインストールされていなければなりません。また、次にインストールされるパッケージ(kdesupportが必要でない場合には最初にインストールされるパッケージ)はkdelibsでなくてはなりません。他のパッケージは好きな順序でインストールできます。