The K Desktop Environment

2.3. マウスボタン

ボタン クリックは、アプリケーションがマウスに対応していれば、 イベントとしてアプリケーションに転送されます。 プログラムがマウスクリックに反応する時には、 Konsole はそのことを矢印カーソルで表示します。 そうでない場合は、I ビーム (バー) カーソルが表示されます。

マウス非対応のアプリケーションで ボタンを押さえてドラッグすると、 テキスト範囲がマークされます。 ドラッグ中は、マークされたテキストが目で見て確認できるように反転表示されます。 ボタンが離されると、マークされたテキストはクリップボードにコピーされ、 Konsole や他のアプリケーションで後から利用することができます。

通常は、各行の終りに改行キャラクタが挿入されます。 ソースコードやあるコマンドの出力をカット アンド ペーストする場合は、これで普通うまくいきます。 一般的なテキストの場合には、行替えが重要でないことも多くあります。 テキストを文字のストリームとして扱って、他のアプリケーションにペーストした時点で自動的に整形されるようにしたい場合があります。 テキスト ストリーム モードで選択するには、Ctrl キーを押さえながら、普通に選択してください。

マーク中にテキスト領域の上端または下端に触れると、Konsole は上または下にスクロールし、 この時ヒストリ バッファのテキストが現れます。 マウスの動きを止めると、スクロールは止まります。

マウスを離すと、Konsole はクリップボードにコピーされたテキストが見えるようにマークした領域を反転したままにします。 マークした領域の表示は、クリップボードの内容が変化した時、マークした領域中のテキストが変化した時、 あるいは マウス ボタンをクリックした時に、元に戻ります。

マウス対応アプリケーションでテキストをマークするには、クリックする 際に Shift キーを押さなければなりません。

真ん中

真ん中 ボタンを押すと、現在クリップボードにあるテキストを張り付けます。

Note

ボタンが2つしかないマウスを使っている場合には、 のボタンを同時に押して、3つボタンマウスの ボタンをエミュレートする必要があります。

ボタンは、 オプションメニューを表示します。 Ctrl+ボタンは ファイルメニューを表示します。 Shift+ボタンは セッションメニューを表示します。