Kデスクトップ環境

3.3. 新規作成パッケージをツリーに組み込む

「新規作成」パッケージは、"設定"メニュー の下の "アンインストールされたパッケージの場所"メニューにある 各パッケージタイプ毎のエントリによって設定されます。

RPM パッケージについては、KPackage はパッケージファイルが 含まれているディレクトリを読んで、 それらを新規または更新パッケージとしてツリーに表示します。 それらパッケージをツリー上から調べたりインストールすることも可能です。 デフォルトではパッケージ情報は標準フォーマットでそれらファイルネーム から取得されますが、 単一選択モードで"調査"ボタンをクリックして完全な詳細情報を見ることも 出来ます。 また、オプションにて「全ローカルパッケージファイルから情報を読む」を セットすると、スピードは遅くなりますが完全な詳細情報が表示されるように なります。

Debianパッケージについては下記の3種類のアクセス方法があります。 それらについては、各タイプ毎の場所の設定パネルで選択することが出来ます。

Slackwareパッケージについては、インストールされたパッケージの情報が余り保存 されていません。 しかしPACKAGE.TXTファイルをインストール済みパッケージの 情報源として使う事ができます。 PACKAGE.TXTファイルはDebian Packagesファイルに相当します。 Slackwareディストリビューションは.tgzパッケージを含んだ ディレクトリツリーで構成されていて、 PACKAGE.TXTファイルはそれら各パッケージについて記述しています。

Debianディストリビューションでの場合と同様に、 Slackwareディストリビューション内のパッケージもパッケージツリーに 組み込むことが出来ます。 残念ながらSlackwareパッケージにはバージョン情報が無いので、 どのパッケージが、インストール済みのものよりも新しいのかを 特定することは出来ません。

BSD パッケージについてはKPackageは、 INDEX ファイル (ここには全てのパッケージに関する記述が含まれています)を含んだパッケージ配布ディレクトリ と共に、Allディレクトリ(全てのパッケージファイルが含まれます) を扱う事が出来ます。

~/.kpackage/dir 遠隔ディレクトリ及びパッケージファイル(i.e. FTP経由で取得されます)については、 KPackageはキャッシュをします。 パッケージファイルは~/.kpackage 及び ~/.kpackage/dirにキャッシュされます。

注意

遠隔 (FTP) ディレクトリを使う場合にはブラウザ設定で FTPプロキシはしないで下さい。