KDE国際化キーボードプログラム(kikbd)ではさまざまな言語のキーボードマップを選択できますので、色々な言語用のキーボードレイアウトを簡単に切替えて利用できます。 プログラムを呼び出すには、システムメニューから「国際化キーボードレイアウト」をクリックします。また、KDEデスクトップが起動した時に毎回自動で起動するように設定することもできます。 キーボードのレイアウトを切替えるには、特別に定義したスイッチ「ホットキー」の組合せを使うか、キーボードインジケータボタンをクリックします。これは、国際化キーボードプログラムが起動している時に表示されています。
一般設定画面では、キーボードマップとホットキーを設定します。
キーボードマップ:
各国語のキーボードマップの個人リストがボックスの中に表示されます。先頭のエントリがデフォルトのキーボードマップです。 国際化キーボードが起動した時に最初に使われます。国際化キーボードプログラム(またはコントロールセンターの設定モジュール)を初めて起動すると、そのときのキーボードマップが個人リストにデフォルトのエントリとしてコピーされます。(例のスクリーンショットではデフォルトのキーボードは En - US English Languageです。)
右のボタンでキーボードマップのリストを制御します。
追加ボタンでキーボードマップのリストにエントリを追加します。キーボードの追加画面が表示され、利用できるキーボードマップのプルダウンリストや、選択したキーボードについて情報を得ることができます。 OKボタンをクリックして選択したキーボードマップを個人リストに追加します。追加せずに画面を閉じるにはキャンセルボタンをクリックします。
削除ボタンで選択した(ハイライトされた)キーボードマップをリストから削除します。
上へボタン、下へボタンでリストの中のキーボードマップを移動しながら選択します。選択されたキーボードが「ホットな」キーボードです。
情報ボタンで選択したキーボードについて、キーボードマップ情報画面を見ることができます。
キーボードを二つ以上使っている場合、「ホットリストを使う」ボックスをチェックしておくと大変便利です。 その場合、「ホットな」キーボード(ハイライトされている)とデフォルトの(先頭の)キーボードをスイッチキーで切替えることができます。 国際化キーボードのポップアップメニューの「ホットな」キーボードを、キーボードインジケータボタンをクリックして変更することができます。
スイッチとAltスイッチ:
このセクションでは国際化キーボードで使う「ホットキー」の組合せをスイッチキーとAltスイッチキーについて決めることができます。
左側のボックスがスイッチキー用のキーの組合せです。
スイッチキーの組合せを押すことで、現在のキーボードマップからその次のものへ(「ホットリストを使う」ボックスがチェックされている時はデフォルトからハイライトされた「ホットな」マップへ)変更することができます。
右側のボックスはAlternateスイッチキーとして設定されているキーです。このキーは二番目のShiftキーのようなもので、キーボードマップで定義されているAlternate文字を入力するのに使います。
Alternate スイッチを押しながらキーを押すと、 現在の各国語キーボードのキーボードマップからAlternate文字の「小文字」が、 Alternate スイッチとShiftを押しながらキーを押すとAlternate文字の「大文字」が取得されます。
例のスクリーンショットでは、右Ctrlと右Shiftを同時に押すことで(選択したスイッチキーの組合せです)キーボードを変更することができます。 そして、現在の各国語キーボードにおいて定義されているAlternate文字は右Altキー(選択しているAltスイッチキー)を押しながら打ちます。
オプション:
設定可能なその他のオプションについてです。
「ビープ」ボックスをチェックすると、キーボードマップが変わるたびにシステムはビープ音を出します。
詳細設定ボタンをクリックすると詳細設定面画が呼び出され、そこでさらに設定ができます。