Samba及びNFSの状態 モニターはsmbstatusプログラム 及びshowmountプログラムのフロントエンドです。 smbstatusは現在のSamba接続を報告します。これは Sambaの一部です。 SambaはSMB (Session Message Block) プロトコル (NetBIOS、LanManagerプロトコル などと呼ばれることもあります) を実装したものです。
このプロトコルは、Microsoft Windows系マシンからなるネットワークで、 プリンタの共有やドライブの共有を行うのに使用できます。
showmountはNFS パッケージの一部です。 NFS はNetwork File Systemの略で、 Unixにおけるネットワーク経由でディレクトリを共有する伝統的な方法です。 ここでは、 showmount -a localhost の出力結果が解析されます。 幾つかのシステムでは、showmountは/usr/sbinにあります。 showmountが PATHの通った場所にあるかを確認して下さい。
このページには、現在のアクティブなSamba共有への接続と、あなたのマシーンからのNFSエクスポートを一覧した大きなリストがあります。 最初の列は、そのリソースはSamba(SMB)共有か、NFSエクスポートかを示しています。 2番目の列は共有名、3番目はその共有にアクセスしているリモートのホスト名です。 残りの列は、Samba共有の場合のみ意味があります。
4番目の列はその共有にアクセスしているユーザのユーザIDを示します。 このユーザIDはUNIXのユーザIDとは一致しないこともあることに注意して下さい。 このことは次の列でも同様で、そのユーザのグループIDが示されます。
あなたの(マシン上の)共有への各接続は、各々一つのプロセス(smbd)で処理されています。 次の列は、このsmbdのプロセスID(pid)を表示しています。このプロセスをkillすると、そのユーザの接続は切断されてしまいます。もしリモートのユーザがWindowsからアクセスしているのなら、そのプロセスがkillされるやいなや、すぐに新しいプロセスが生成されますので、ユーザは(切断されたことに)気が付かないでしょう。
最後の列は、そのユーザが現在開いているファイルの数を示しています。 これは現在開いているファイルの数であって、コピーした件数やこれまでにオープンした件数ではありません。
ここでは、あなたのローカルシステムにマウントされている、他のマシンからのSambaまたはNFS共有を見ることができます。 最初の列は、Samba(SMB)共有か、NFS共有かを示しています。 2番目の列は共有名、3番目はそれがマウントされている場所を示します。
Samba共有はLinuxのみがマウントできるので、他のOSでは、これは見れないでしょう。 NFS共有はLinuxでも見れます(これはテスト済み)が、Solarisでも見えるでしょう(実はテスト未だったりします)。
このページはあなたのローカルなsambaログファイルの内容を整形して表示します。 このページを開けると、リストは空かもしれません。更新ボタンをクリックして下さい。sambaログファイルが読み込まれて結果が表示されるでしょう。 あなたのシステムのsambaログファイルは、入力行に指定された場所にあるか確認して下さい。もし違う場所にあったり名前が違うなどした場合には、修正して下さい。 その後更新ボタンを押して下さい。
Sambaは指定されているログレベル(smb.conf参照)にしたがって、ログを記録します。 ログレベル=1のとき、sambaは誰かがあなたのマシンに接続するか、あるいは接続が切れる時だけログを記録します。 ログレベル=2のとき、更に誰かがファイルをオープンしたりクローズするした時ログを記録します。 ログレベルが2より大きいとき、もっと多くの情報がログに記録されます。
もし誰があなたのマシンにアクセスしているかに関心があるなら、そしてどのファイルがアクセスされたかにも関心があるのなら、ログレベルは2に設定し、定期的に sambaログファイルを生成するようにして下さい(例えば、cronのタスクで、週一回現在のsambaログファイルを他のディレクトリに移動しさせる等)。 さもなければ、ログファイルはすぐに巨大なものになってしまいます。
大きなリストの下にある4つのチェックボックスは、どのイベントがリストに表示されるかを決定します。 更新ボタンをクリックして設定の結果を見て下さい。 ログレベルが低過ぎると、全部の結果を見ることはできません。
各列の見出しをクリックすると、リストをその列の順でソートすることができます。
このページでは3ページ目の内容を特定の条件でフィルターをかけます。
先ず、"イベント"フィールド(これ以外の項目もリストにあります)を接続にセットし、"サービス/ファイル"に * を、"ホスト/ユーザ"にも *、"拡張サービス情報を表示"と"拡張ホスト情報を表示"を共に無効にしましょう。
そして更新ボタンを押すと、 共有 * (すなわち、任意の共有)へホスト * (すなわち、任意のホスト)から何回アクセスがあったかを見ることが出来ます。 次に、"拡張ホスト情報を表示"を有効ににし、再度更新ボタンを押すと、ワイルドカード * にマッチする全てのホストについて接続回数が表示されます。
結果をクリアボタンを押して下さい。
"イベント"フィールドを今度は、ファイルアクセスにセットし、 "拡張サービス情報を表示"を有効にして、再度更新ボタンを押します。
すると、個々のファイルが何度アクセスされたのかが表示されます。もし"拡張ホスト情報を表示"を有効にしていると、各ファイルにつきどのユーザが何回アクセスしたかが表示されるでしょう。
"サービス/ファイル"入力行と "ホスト/ユーザ"入力行にはワイルドカード * や ? をコマンドラインと同様に使用することができます。ただし正規表現は使えません。
各列の見出しをクリックすると、その列でリストをソートすることができます。 これにより、最も多く開かれたファイルや、最も多くファイルを開いたユーザなどを知ることができます。
モジュールの著作権(2000): Michael Glauche and A. Neundorf <alexander.neundorf@rz.tu-ilmenau.de>
オリジナル開発: Michael Glauche
現在のメンテナ: A. Neundorf <alexander.neundorf@rz.tu-ilmenau.de>
貢献した人々:
kcontrolアプレットへの修正:
Matthias Hoelzer <hoelzer@physik.uni-wurzburg.de>
popenの代わりにKProcessを使用するようにし、エラーチェックを強化:
David Faure <David.Faure@insa-lyon.fr>
kcmoduleへと修正し、タブページ2,3,4を追加、幾つかのバグ修正:
Alexander Neundorf <alexander.neundorf@rz.tu-ilmenau.de>
ドキュメントの著作権(2000): Alexander Neundorf <alexander.neundorf@rz.tu-ilmenau.de>
ドキュメントのdocbookへの変換: Mike McBride <mmcbride@ematic.com>