KDebugDialog ハンドブック | ||
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実行時に診断メッセージを管理するダイアログボックスです。
どんなレベルに対しても、そのレベルに応じて診断メッセージが処理することを区別し、定義することができます。また、それぞれのデバッグ領域に関しても同様のことが行えます。
以下のようなセッティングができます。
出力: このコンボボックスではメッセージをどこに出力するかを決めることができます。選択事項は"File"と"Message Box"そして"Shell(stderrを表示します)"と"syslog"です。システムの管理者でない限り、"syslog"に重要なメッセージは書かないで下さい。デフォルトは"Message Box"です。
ファイル: これは出力として"File"を選択した時に有効で、そのファイル(カレントディレクトリに対して相対的に処理される)の名称を設置します。デフォルトは kdebug.dbg です。
領域: 出力のためのエリアです。ここで述べられていないメッセージはどれも出力されることはありません(このフィールドが空つまりデフォルトではなく、全てのメッセージが出力される状態でもない限り)。ここでコンマで区切ることによっていくつかのエリアを書き込むことができ、start-endの形を用いて、エリアの範囲を使用することもできます。つまり、正しい記述法は117,214-289,356-359,221のような形で、スペースは使わないで下さい。
これとは別に、"Abort on fatal errors(決定的なエラー上での中止)"のチェックボックスをチェックすることもできます。この場合、"KDEBUG_FATAL"レベル上の診断メッセージが出力されると、メッセージの出力後にアプリケーションはSIGABRTによって中断されます。
ダイアログをOKで閉じると、入力した記述は直ちに適用され、kdebugrcに保存されます。canselボタンを押すと記述は無視されて、前の記述がそのまま使われます。
kdebugdialogのオリジナルバージョンはKalle Dalheimer氏によるものです。