Eメールモジュールは、Eメールに関する基本的な設定を行い、 それを保存して置くものです。 この情報は、KDEがEメールに関連した機能を実行する際に 使用されます。 このような機能の例には、KDEの開発チームにバグレポートを 送信するクラッシュハンドラー等があります。
KMailメールのように、メールを 読んだり送ったりするクライアントアプリケーションでは、 ここに設定する以上に、Eメールの処理に関して豊富なオプション を用意していますが、これらのオプションは、アプリケーションに 依存しています。 例えば、KMailの場合、固有の 設定機能を持っています。
ここで設定するEメール関連の設定値は、あなたのインターネット サービスプロバイダ(ISP)から入手する必要が あるでしょう。 LANに接続している場合には、あなたのネットワークのシステム 管理者に助けてもらうことができるでしょう。
このモジュールには4つの設定領域があります。 最初の状態では設定の手助けになるよう、幾つかの項目は ログイン情報から自動的に補完されています。 4つの設定領域とは上から順に:
現在ログインしているユーザの詳細情報です。
フルネームには、あなたの名前を入力して下さい。 ここで入力されたものは、あなたの送るEメールに表示されます。 あなたが、会社等の組織で働いている場合、組織 に、その名前を入力しておくと良いでしょう。
Eメールを使う為には、EメールアドレスをEメールアドレス に入力しなければなりません。 あなたのメールへの返信を、別のアドレスに送らせるには、 返信アドレスに、そのアドレスを入力します。 通常は、この欄は指定しないで下さい。その場合、返信はあなたのEメールアドレス に届きます。
Eメールの送信と受信を行うサーバ名や、 これらサーバへのログイン情報です。
LANに接続しており、EメールがLANの中で処理される場合には ここの設定は不要でしょう。
Eメールサーバにログインする為のユーザ名とパスワードは、 あなたのISPから入手できます。 多くの場合、ユーザ名はEメールアドレスの"@"より前の部分と 同じものです。
ユーザ名とパスワードに加え、Eメールの送信と受信を行う サーバ名も指定する必要があるでしょう。 送信サーバと受信サーバが同じ名前の場合もありますが、 大抵のISPは送信と受信とでは、別の名前のサーバを提供しています。 送信サーバは"SMTP サーバ"と呼ばれ、 受信サーバは"POPサーバ" または "IMAP サーバ"と呼ばれることが多いです。
受信メールサーバで使われるインターネットプロトコルです。
あなたのEメールの受信サーバはIMAP または POP3 のどちらかのプロトコルを使っている筈です。 この情報はあなたの ISPから入手できます。 LANに接続していてLAN内でEメールが処理されている場合には、 上記の代わりに"ローカルメールボックス" を選択して下さい。
あなたが、Eメールの送受信に使うプログラムです(システム内に複数存在するかも 知れません)。
デフォルトはKMailですが、 プログラム名を直接入力するか"ブラウズ..." ボタンをクリックしてプログラムのファイルを選択することで、 変更できます。
お使いになりたいプログラムがコンソールで動くテキストベースの ものの場合(例 Pine)、 "ターミナルで実行"をチェックして下さい。