Kデスクトップ環境

第 5章モジュール

5.1. アクセス補助

5.1.1. はじめに

このモジュールは、聴覚に障害があったり、あるいは障害の為にキーボード やマウスの使用が困難なユーザーを補助するよう設計されています。

このモジュールは3つのタブに分かれています。: ベル, キーボード, マウス の3つです。

5.1.1.1. ベル

このパネルはオーディオベル セクションと、 視覚的ベルのセクションに分かれています。

システムベルを使うと付けられたチェックボックスは、 通常のシステムベルの使用を設定します。ここがチェックされていないと、 システムベルは鳴りません。

その下のチェックボックスは、システムベルが鳴るべきところで別の 音を再生するのに使います。 この機能を有効にするには、カスタムベルを使うをチェックし、 再生するサウンドと付けられた欄にサウンドファイルの パス名を入力して下さい。 ブラウズボタンをクリックして、対象のファイルを探す事も出来ます。

システムベルが聞こえにくいユーザー、またはサウンドをサポートしていない コンピュータを使用しているユーザーの為には、KDEは"視覚的ベル"をサポート しています。 "ベル"はスクリーンを反転させたり、スクリーン全面を特定の色でフラッシュさせたり することが出来ます。

視覚的ベルを使うには、視覚的ベルと付けられた チェックボックスをチェックします。

それから、スクリーンを反転させると、 スクリーンをフラッシュさせるのどちらかを選択して下さい。 スクリーンを反転させるのを選択した場合、スクリーンの全ての色が反転されます。 フラッシュを選択した場合には、スクリーンをフラッシュさせると 書かれた右にあるボタンを押して、使用する色を選択できます。

スライダーバーで、視覚的ベルの持続時間を調節できます。

5.1.1.2. キーボード

このセクションは3つのパネルに分かれています。

スティッキーキー

このオプションを有効にすると、シフトキーやコントロールキー、ALTキーとのキーの組合せ (例えばCtrl-Alt-Del)を、同時にキーを押すのではなく、キーを順番に 押して入力することができます(先の例の場合:先ずCtrlを押し、 次にAlt、最後にDelという風に)。

スローキー

このオプションを有効にすると、一定時間キーを押し続けないと キー入力が受け付けられないようになります。 これはキーを誤って押してしまいやすい時に、誤入力を防ぎます。

バウンスキー

このオプションを有効にすると、一定時間(スライダーで設定します)経過しないと、 同じキーの次の押下が受け付けられます。 これは手の震え等でキーを複数回押してしまい勝ちなユーザーの誤入力を防ぎます。

5.1.1.3. マウス

このパネルは、トラックボールやタブレット、マウス等の使用が困難な方の 為のものです。 ここでは、それらポインティングデバイスの代わりにテンキーパッドの 矢印キーを使うように設定出来ます。

このオプションを有効にするには、キーボードでマウスを動かすと 付けられたチェックボックスをチェックします。

ここで5つのスライダーを使って調節出来ます。 スライダーは、 加速開始までの時間, リピート間隔, 加速時間, 最大スピード及び 加速の度合の5つです。

5.1.2. 著者

このセクションは、Mike McBride によって書かれた。