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3.7. 効果音

効果音はいろいろな方法で変化させた音です。その方法のなかには私はあまり詳しくないものもあります。不可欠な四つの実行型方法と、それをコントロールする二つの方法があります。

midiでの音楽は、16チャンネルのどれか一つであっても再生できるあらゆる楽器のための効果音です。また、複数のチャンネルのための複数の効果音ともいえるでしょう。パネルの``eff''ボタンをクリックすると、信号はコーラスやリバーブレーション、セレストやフェーザーなどmidiの効果音を再現するためのフィルタリングがなされます。しかしmidiファイルの音楽が効果音を要求しない限り、どんな効果音もないでしょう。二つの標準的なmidi効果音であるハーモニーとブライトネスは、いまだにフィルタに実行させることができません。(フィルタはNicolas Witczak氏によってコード化されています)

``eff''ボタンをクリックしなくても、チャンネル上で要求されればコーラスやリバーブレーションを得ることはできます。しかしそれは別の方法でなされているのです。つまりフィルタを使用する代わりに、特別な音符が生成されるのです。それはコーラス効果によるわづかなデチューニングであり、リバーブレーションにとっては遅延的なものです。エンベロープやビブラートのための調整も存在します。``eff''を切ることによって、セレストやフェーザー効果音のチャンネルは得られなくなってしまうのです。

二つ目の方法として、実行型効果音はパッチによるものであるということです。つまり楽器パッチはコーラスやリバーブを含んでいるのです。AWEパッチは一般的に特別な効果音を再現し、グラヴィス・フォルテパッチは効果音を再現しません(ですからAWEパッチはわずかによく響くように聞こえるのです)。この方法による効果音は``ghost note''メソッドに行われており、``eff''ボタンの影響は受けません。

三番目は、好みに応じた効果音を作成することができます。パネルの右側に四つのチェックボックスがあることに注目してください。それぞれのボタンには三つのステータスがあります。``normal'' (the default), "extra'と``off''の三つです。真中の二つのチェックボックスはコーラスとリバーブをコントロールします。これらが``normal''にセットされていると、効果音はは上述のように再現されます。``extra''にセットされていると、特別な音符が全ての楽器、チャンネルのコーラスとリバーブに対して生成されます。これは``eff''ボタンをクリックすることで必要によりエフェクトフィルタに加えられます。``off''にセットされている場合は、コーラスやリバーブノートは再生されません。

最期に、midiファイル中の"sysexes"に存在するmidiシステム限定的なメッセージにより効果音が再生されることもあります。これらは特定のシンセサイザーなどのハードウエアをコントロールしています。KMidiはRoland GSシンセサイザーやYamaha XGシンセサイザーに対して、ある一定量のsysexecのデコードを行い、それに応じて音の最適化をはかっているのです。コーラスやリバーブなどの機能の多くは``ghost note'メソッドによって行われており、先程説明したチェックボックスでスイッチオフにすることができます。しかしながら、コーラスの一種であるセレストはXG sysexに必要となります。これはWitczak氏のセレストフィルタを呼び出し、``eff''ボタンクリックする事機能します。